畳の構造とは
畳は、畳の土台となる部分「畳床(たたみどこ)」に表面に見えるゴザの部分「畳表(たたみおもて)」を重ね、縁の部分「畳縁(たたみべり)」を縫い付けてできています。
下の図のような構造になります。
下の図のような構造になります。
畳表(たたみおもて)
畳表は、私たちが普段触れているゴザの部分です。
縦糸には麻や綿などの糸を使用して織られています。1枚の畳に約4000~5000本のい草が使用され、高級なものだと7000本ものい草を使用することもあります。
縦糸の種類やい草の種類はさまざまで、その素材によって畳表の品質が変わってきます。
縦糸には麻や綿などの糸を使用して織られています。1枚の畳に約4000~5000本のい草が使用され、高級なものだと7000本ものい草を使用することもあります。
縦糸の種類やい草の種類はさまざまで、その素材によって畳表の品質が変わってきます。
畳床(たたみどこ)
畳床は、畳の土台となる部分です。
基本的にはワラを原料として作られています。以前はワラのみで作られていたのですが、最近では生活の変化から、ポリスチレンフォームやインシュレーションボード(木質チップを圧縮した軟質繊維板)を使用したものが主流になっています。
基本的にはワラを原料として作られています。以前はワラのみで作られていたのですが、最近では生活の変化から、ポリスチレンフォームやインシュレーションボード(木質チップを圧縮した軟質繊維板)を使用したものが主流になっています。
ワラのみで作られた畳床です。
天然素材ですので、室内の湿度を調節する調湿機能や、耐久性、弾力性に優れています。
天然素材ですので、室内の湿度を調節する調湿機能や、耐久性、弾力性に優れています。
ワラでポリスチレンフォームやインシュレーションボードなどを挟み込んだ畳床です。感触はワラ床に近く、断熱性に優れています。
ワラを一切使用しない畳床です。ポリスチレンフォームやインシュレーションボードで出来ています。
軽量で低コスト、断熱性に優れ、湿気に強い。ダニが寄生しにくい材質です。
軽量で低コスト、断熱性に優れ、湿気に強い。ダニが寄生しにくい材質です。
畳縁(たたみべり)
畳縁は、畳床と畳表を縫い合わせる縁の部分です。
綿や麻、化学繊維などさまざまな素材で作られており、デザインもいろいろな種類があります。畳縁を替えるとお部屋の雰囲気も変わります。
綿や麻、化学繊維などさまざまな素材で作られており、デザインもいろいろな種類があります。畳縁を替えるとお部屋の雰囲気も変わります。
畳を長持ちさせる為に
換気がポイント!
いちばん大切なことは、お部屋の風通しを良くすることです。畳の天敵は湿気ですので、日頃からお天気の良い日には窓を開けるなどして換気を心がけると、畳も喜びますよ。
逆に、梅雨の時期など湿気の多い季節は、窓を開けずに除湿するのが良いでしょう。
畳の上のじゅうたんやカーペットも、通気性が悪くなりますのでなるべく敷かないほうが良いですね。
いちばん大切なことは、お部屋の風通しを良くすることです。畳の天敵は湿気ですので、日頃からお天気の良い日には窓を開けるなどして換気を心がけると、畳も喜びますよ。
逆に、梅雨の時期など湿気の多い季節は、窓を開けずに除湿するのが良いでしょう。
畳の上のじゅうたんやカーペットも、通気性が悪くなりますのでなるべく敷かないほうが良いですね。
其の一 掃除機
畳の目に沿って、ゆっくり往復させてください。
お掃除頻度:2~3日に1回
お掃除頻度:2~3日に1回
其の二 拭き掃除
乾いたふきんで、畳の目に沿って拭いてください。
濡れたふきんで拭くと、畳表が水分を含んでしまい、変色したり耐久性が弱くなったりしますので、気をつけてください。
お掃除頻度:2~3ヵ月に1回
濡れたふきんで拭くと、畳表が水分を含んでしまい、変色したり耐久性が弱くなったりしますので、気をつけてください。
お掃除頻度:2~3ヵ月に1回
其の三 畳干し
- 床下の換気のため、マイナスドライバー などを使って畳をはずし、畳ごと干すという方法です。干すときは、畳表を直接日光に当てず、畳床を日光に向けるようにしてください。ホコリを叩き出してか ら2~3時間ほど干します。床から畳を浮かして、空きビンなどを挟んで風を通すだけでも良いです。
お掃除頻度:1年に1~2回